子どものケガ:すり傷ができたらどうする?

公園で転んで膝をすりむいた、自転車で転んで顔に擦り傷ができた…そんなとき、どうすればいいのでしょうか?

頭や顔を強くぶつけている場合は、すぐに病院を受診しましょう。

大きな傷で、すぐに病院を受診できる場合は、できれば形成外科を受診しましょう。形成外科は、大人・子ども問わず、キズ・ケガ・やけどなどを専門とする診療科です。ただ治すだけでなく、きれいに治すことを目的としています。

軽度のすり傷や、夜間や休日ですぐの受診が難しい場合は、おうちで以下のように処置をしましょう。

⚫︎すり傷の正しい処置方法

① まずは水と石けんで洗う

子どもは嫌がりますが、ここがいちばん大事なので、お願いします!

  • 水道水で流しながら、石けんの泡で洗う
  • 石けんは何でもOK(ハンドソープ・固形石けん・ボディーソープなど)
  • 砂やゴミがついていたら、できるだけ取る
  • その後、タオルやティッシュで水をやさしく拭き取る

※ 洗うと血が出ることがありますが、じわじわ出る程度なら大丈夫です

② ワセリンをたっぷり塗って、絆創膏を貼る

  • ワセリンは、「プロペト」や「白色ワセリン」 という名前でドラッグストアに売っています
  • 絆創膏は、普通のタイプを使ってください
  • 表面がツルツルのガーゼ があれば、なおよし

キズパワーパッドの類は、傷口を密閉しすぎて菌が繁殖し、化膿することがあるので、外でできたすり傷には使用しないでおきましょう。同じ理由でラップを巻くのもやめてください。

③ 1日1〜2回、同じ処置を繰り返す

  • お風呂に入るときは、絆創膏をはがして、毎回きずを直接よく洗う
  • お風呂の後は、ワセリンを塗って、新しい絆創膏を貼る

軽いすり傷であれば、1週間ほどで自然にきれいに治ります。

こんな場合は、はやめに近くの形成外科を受診してください

  • 傷の周囲が赤く腫れ、熱をもっている
  • 痛みが増してきた(前日よりも痛い)

以前は、
「傷は水道水で洗ってはいけない」
「石けんで洗ってはいけない」
「消毒液で消毒し、乾燥させるのがよい」
「かさぶたになるのがよい」

…と考えられていましたが、医学の進歩とともに常識が変わり

今は「傷は水と石けんで洗う」が医学の常識です!


このブログは、傷やケガの専門家である形成外科医が書いていますが、実際の診察や治療に代わるものではありません。
わからないことや質問があれば、コメントでお聞きください!

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